全方位見逃さぬ 十一面観音!!
如来は悟りの境地に至った仏であり、その次の位にあたるのが菩薩。
つまり、菩薩は悟りの境地にまで至っておらず
まだ煩悩があるので着飾った姿であるとも云われています。
。。。が、本当は悟りを得た存在なのに
とも云われています。
そんな菩薩の中でも、特に人々の救済に特化したのが観音(観世音)菩薩だそうです。
観音菩薩は、求められればどんな姿にも変わって人々を救うとされており
他の菩薩には類をみないほど多数の種類があります。
(三十三の姿に変化するとされていますが、実際にはもっと多数の種類があるようです)
。。。で、今回は観音変化のひとつ。十一面観音を描いてみました。
十一面観音
全方位を見逃すことなく、衆生のどんな苦難も救おうという形態変化の姿。
現世で10種、後世で4種のご利益をもたらしてくれるそうです@@;
見た目の特徴
腕が異様に長いというのも十一面観音の特徴なのですが
私的には違和感ありまくりなので、人間寄りのプロポーションに修正してます^^;
代表的な面(顔)の配置パターン
わかりやすいように各面で色を付けてみました。
正面(ピンク)、右側面(緑)、左側面(赤)、真後ろ(青)、頭上(水色)で
顔の表情・意味合いが違い、その名の通り、合計で11面ある。
パターンA(王冠配置)
パターンB(12面型)
パターンC(頂上菩薩面型)
メイン顔の左右に大きめの面を配し、宝冠前方寄りに6面、宝冠より下の真後ろに1面。
面相は5種類
ささっとしか拝見しない方からすれば、十一面すべて同じ顔と思ってたり
あるいは、11もあるから「11種類の表情なのかな?」と思われるようですが
表情は5種類だったりします。
①菩薩面*3 (メインの顔込みで、正面に3面または4面)(背面に1面しかないので拝見する機会は少ないかもですね)
極私的思考w
三面六臂など。。。色々な姿に派生していきます。
観音菩薩の「あらゆる人を救い、人々のあらゆる願いをかなえる」という役割を
視覚的に具現化したのが十一面観音と云われており
他の観音菩薩よりも比較的初期に登場したそうです。
全方向という意味合いで11の顔がある。。。ということらしいけど
なんで11なんですかね?w
十一面観音は、サンスクリット語で「エーカダシャムカ」といい
和訳すれば「11の顔」ということらしい。(そのまんまやねwww)
でもこれって、なぜ「11の顔」なのか??という説明になってないよね?w
(いろいろ調べてみたけども明確な答えが見つかりませんでした。謎)
全方向カバーしてるっていうけども。。。
真上を向いてる顔・真下を向いてる顔が無いから全方向ちゃうんじゃ?w
という身もふたもないことも思いつつ
単に全方向ということなら、8方向レバー(昔ゲームおたくだったんでw)よろしく
8面でもいいんじゃね?まぁ頭上に1面くわえた9面って感じ?w
と思ってたら、9面しかない十一面観音はあるそうですwww
9面やのに11面って。。。詐欺やんっwww(暴言失敬💦)
ほかにも、四臂の十一面観音もあるそうなので明確な定義はないみたいですね^^;
穏やかな顔・笑ってる?顔・怒ってる顔・呆れ顔・如来面は悟りの顔??
11も顔があるのに、泣いてる顔がないのはなんでやろか?????
牙むきだしの狗牙上出面は、笑っているようにはとても見えないし
むしろ暴悪大笑面のほうがニカっとしてる感じで愛嬌があるのやがw
ご利益もたくさんあるけども
邪心まみれな自分は、確実に11人の味方ができる・確実に11人にモテモテ♪
のようなご利益がいいなw爆