みむメモ

みむメモ まぁ~なんとかなるさ♪

“みむメモ”とは、「まみむめも」からマを抜いた、要するにおマぬけ談です。。。気まぐれでブログってますw

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阿弥陀三尊

仏像でよく見かける三尊*1配置。

〇〇三尊と呼ばれるものは、何パターンかあるようです。

中でも特に有名な阿弥陀三尊を描いてみることに^^

 

 

阿弥陀三尊

阿弥陀三尊

 

阿弥陀如来を中心(中尊)に、脇侍*2として阿弥陀の左に観世音菩薩・右に勢至*3菩薩の二尊を配する形式。

 

観世音菩薩は、阿弥陀如来の「慈悲」をあらわし

勢至菩薩は、阿弥陀如来の「智慧*4 」をあらわしています。

 

一般的には、脇侍は中尊よりも小さく造形されることが多いので

阿弥陀は脇侍の二尊より1.4倍くらい大きく作っています。

阿弥陀が後方の三角配置なのですが、真正面アングルだと、阿弥陀が前方に見えるかも?^^;)

 

三尊とも立像*5で描きましたが

三尊とも坐像だったり、中尊が立像・脇侍は坐像(またはその逆)などもあり

さらに脇侍坐像は、一般的な座禅のほかに跪坐*6などもあります。

 


阿弥陀如来

(せっかくの3D造形なので、今回から回転GIF画像もUPしました^^v)

 

立像でポピュラーな印相 来迎印

 

 

右手は来迎印*7、左手は摂取不捨印*8

阿弥陀如来の9つある印相のうち一番有名なのは阿弥陀定印ですが

立像で最もポピュラーなのが、来迎印*9だと思います。

 

ちなみに

  • 親指と人差し指のワッカを上品*10
  • 親指と中指のワッカを中品*11
  • 親指と薬指のワッカを下品*12
    (親指と小指のワッカはありません)

と呼ぶのですが

息をひきとった際、徳を積んだ人ほど上品となり

阿弥陀如来ご一行?がお迎えに来られて極楽往生できるそうです。

逆に、悪逆のかぎりを尽くした人は下品下生とされるのですが

南無阿弥陀仏」と唱えるだけで、いずれは阿弥陀様が救ってくれるそうです^^;

なんまいだぁ~。。。南無阿弥陀仏効果おそるべし!!(まるでチート的な呪文やなっw)

 


観世音菩薩

 

阿弥陀如来の慈悲をあらわした化身。いわゆる観音さまです。

正式名称では観世音菩薩*13または観自在菩薩*14と呼ばれています。

見分け方

三尊形式脇侍である観音菩薩の印相に特に決まりはなく、来迎印を結んでいたり

左手に未敷蓮華*15を持つパターンなど様々ですが

中でもポピュラーな両手で蓮台*16を持った造形にしました^^

両手持ちの蓮台

 

ピザじゃないよっw

 

 

阿弥陀如来の化仏

観音菩薩は、阿弥陀如来の化身*17であるので

宝冠*18には阿弥陀如来の化仏*19があしらわれています。

 

観音菩薩を本尊(独尊)として祀る寺も多いので

菩薩の中でも、観音菩薩は特に人気?有名ですよね^^;

(人が亡くなったとき、蓮台に乗せて運んでくれることから知名度が一気にあがったそうです。)

また、11面観音や千手観音など、観音には様々なバリエーションがあるのも人気の要因でしょうねw

観音は、どのような形態でも必ず阿弥陀如来の化仏があしらわれているので

見た目で、別の菩薩?明王?と感じても化仏があれば観音!!と判断できます^^v

 


勢至菩薩

 

大地を揺らすほどの怪力の持ち、偉大な勢力を持つことから勢至菩薩と呼ばれています。

智慧*20を象徴しており、阿弥陀来迎にはなくてはならない地位の菩薩です。

観音菩薩と同じ地位にありながら、脇侍でしか見る機会がないので知名度はかなり低く

勢至菩薩を本尊(独尊)とする寺は殆ど無いようです。

見分け方

勢至菩薩も印相に特に決まりはなく、来迎印を結んでいたり

手に蓮華を持ってたり、三つ又の矛*21を持つなど様々ですが

合掌*22、正確には虚心合掌*23のポーズが有名なのでそれにしました^^

意外に思われるかもですが、合掌を定番の印相とする仏像は勢至菩薩のみです。

普賢菩薩も合掌が定番でしたm(__)m

(※ 如来や他の菩薩で合掌をしている像もありますが、それは定番印相ではないということ)

虚心合掌

 

手のひらの間に少し空間がある

 

水瓶

勢至菩薩の宝冠には、化仏ではなく、水瓶*24があしらわれています。

(徳利(とっくり)?と思ったのは内緒w)

智慧の象徴で「ん???」と思われたかたに補足しておきますと

文殊菩薩智慧虚空蔵菩薩智慧とは異なり、勢至菩薩阿弥陀如来の人を救う強さの智慧をあらわしています。

 


微妙に顔を変えてますw

 

 

わかりにくいですが。。。各々微妙に顔を変えてますwww

 


極私的思考^^;

自分が亡くなったとき、阿弥陀三尊来迎で極楽浄土に行けたらいいな♪。。。

と一瞬思ったんだけど

極楽と快楽はまるで違うもの。。。極楽 ≠ 快楽 なんだよな。

食欲・睡眠欲、それに性欲もまだまだあったりするワケでwww

占いによると、自分は、無類の快楽主義者らしいwので

亡くなったら、快楽天国に召されたいなぁ~www爆

 

ちなみに、仏教には「極楽浄土」というのがありますが「天国」というのは無いそうです。

漢字からも想像つくように

  • 極楽浄土とは、一切の煩悩や汚れのない、清浄で苦しみの全くない世界。
  • 天国とは、そこで暮らす者にとって、理想的な世界。

これでいくと、極楽浄土には苦しみが全くないかわりに

楽しみもないような気も。。。悪くいえば感情の無い世界。

天国は、自分にとって理想的な世界ともとれるので

苦しみがない以外に、楽しみ(私利私欲も含む)もあるということ???

スタートレックのバルカン人と地球人の違いみたいやなw・・・わかりにくい表現じゃなwww)

もしそうならば、天国のほうがエエよなwww

 

仏教やキリスト教など、どちらにもあるのが「地獄」

どちらも根源に地獄という定義があるってことなんかな?

(こんなひねくれた思考を持ってる段階で、自分は地獄行きになる予感がしたりも^^;)

 

*1:【さんぞん】中央に中尊、左右に脇侍

*2:【わきじ(きょうじ)】中尊の左右・または前後に侍するもの

*3:【せいし】

*4:【ちえ】

*5:【りゅうぞう】「りつぞう」とは読みません

*6:【きざ】正座から、両足を爪立てた姿勢

*7:【らいごういん】親指・人差し指で輪をつくり手を上にあげる

「お迎えにきましたよ」という意味あいがある)

*8:【せっしゅふしゃいん】親指・人差し指で輪をつくり手を下げる

(「我に任せなさい。見放したり、見捨てたりはせぬ。」という意)

*9:上品下生【じょうぼんげしょう】(右手の来迎印・左手の摂取不捨印のひとまとめを来迎印と呼ぶことが多い)

*10:【じょうぼん】「じょうひん」とは読まない

*11:【ちゅうぼん】

*12:【げぼん】「げひん」ではないよw

*13:【かんぜおんぼさつ】

*14:【かんじざいぼさつ】

*15:【みぶれんげ】蓮のつぼみ

*16:【れんだい】往生した人の魂を乗せるための台座

*17:【けしん】

*18:【ほうかん】

*19:【けぶつ】

*20:【ちえ】苦しみから解放されることへの悟り

*21:【ほこ】

*22:【がっしょう】両方のてのひらを、顔・胸の前で合わせた礼拝の仕草

*23:【こしんがっしょう】少し手のひらの間に空間をつくる合掌

(「あなたと一体ですよ」という意味合い)

*24:【すいびょう】智慧の水が入っているそうです。