みむメモ

みむメモ まぁ~なんとかなるさ♪

“みむメモ”とは、「まみむめも」からマを抜いた、要するにおマぬけ談です。。。気まぐれでブログってますw

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釈迦三尊

三尊シリーズ第三弾!

阿弥陀三尊薬師三尊ときて、オーラスは釈迦三尊にしました。

如来を中尊とする三尊形式は、おそらく上記の3つくらいかと。。。たぶん^^;)

釈迦三尊

釈迦三尊

釈迦如来を中尊に、脇侍に文殊菩薩普賢菩薩を配した三尊形式です。

(釈迦に対し、文殊は左・普賢は右に配するのが基本)
脇侍に菩薩ではなく、梵天帝釈天を配したものや

釈迦を如来としてではなく人間と考え、羅漢が脇侍のパターンもあるようです。

 


釈迦如来

釈迦如来には定番印相がないようなので

奈良大仏(毘盧遮那仏)と同じ、施無畏*1・与願*2印にしてみました。

釈迦の特徴でもある瑞祥七相*3も施してるんだけど

肌彩色するといまいちわかりにくいので。。。

黒基調バージョンも作ってみました♪

 

 

お釈迦様は仏教の開祖であり、釈迦如来は仏像の原点。

釈迦如来とは、シャカ族の王子であるゴータマ=シッダルタが悟りを得た姿

釈迦は部族の名称であり、「釈迦族の聖者」が略され、釈迦と呼ばれています。

ご利益は病気平癒 *4

 

釈迦:ゴーダマ=シッダルタは、2500年ほど前に実在した人物とされてますが

伸長は5m近くもありギネスも真っ青なくらいの巨体だったとか

母親の右脇から生まれ、生まれてすぐに7歩歩いたあと天地を指さし

天上天下唯我独尊*5」と言ったなど。。。

SF小説よりも奇なるぶっとびエピソード満載の人物だったようです。

(っていうか、生まれからして人ではないような。。。ほんまに人間だったのか?w)

 

占相師は

「釈迦は家にとどまると、転輪聖王*6 となり、強大な武力で世界を統一する支配者となる」

あるいは

「家を捨て、出家すれば全世界の人びとを救済する仏陀*7となる」と予言したそうです。

まるで、北斗の拳ラオウになるかトキになるか。。。みたいな?w(ちがうかw)

 

父である王は、王子シッダルタ(釈迦)家督を継ぐよう

ありとあらゆる策を講じたそうですが。。。

美女に囲まれ宴三昧で一切不自由のない生活をさせたにも関わらず

王子は自らの欲望を満足させるのに限界を感じ出家したのだとか。。。

(なんだかすごいねw)

妻子もいたそうですが、城を捨て、世の人びとを救済すべく布教に勤しんだそうです。

素晴らしいことのようにも受け取れますが、両親や妻子側からすれば

「今の生活のなにが不満なんだ?ここを捨ててどうやって生きてくつもり???」

と気が気ではなかったのじゃないだろうか???

身内からすれば、とんでもない奴(失言すません。汗)だったと思えてなりません^^;

当然のことながら王は嘆き悲しんだそうですが

妻子は意外にも仏教に帰依したそうです。(釈迦もすごいが妻子もすごかったのね^^;)

 

まぁどこまでほんとの話かわからないけど

釈迦が出家したからこそ仏教が根付いたワケで

家督を継いで恐王になってたらと思うとゾっとしますな^^;

 

そんな悟りを開いた釈迦でも

「世の人々には難解すぎるだろう。。。悟りの理解を広めるのは難しい」

と、当初は伝導を渋ったそうです^^;

 


文殊菩薩

智慧文殊

 

黒基調バージョン

神使*8には乗らず蓮に坐す文殊菩薩もありますが

獰猛な獅子の上に乗ることで智慧の力の強さを表した騎獅文殊*9が有名です。

獅子の上に蓮を設け、その上に坐す姿のほうが多いようですが

おそろしいほどのバランス力がいると思われ、現実的じゃないので直接獅子に坐す造形にしましたw

三尊形式の場合は、獅子は蓮に乗っている(四足下に蓮)造形が一般的です。

また、普賢菩薩とペアの場合は、五髻*10ではなく標準的な一髻のようです。

 

詳しくはコチラ

nyarupachi.hatenablog.com

 


普賢菩薩

慈悲と行の普賢。

 

黒基調バージョン

 

すぐれた力をもつ六牙の白象に乗り、慈悲の大きさを表した騎象普賢*11

合掌が普賢菩薩の定番印相です。

文殊の獅子と同じく、白象も蓮に乗っています。

鼻で紅蓮華*12を持ってます。

実際にいるアフリカ象などとは違い、ずんぐりした感じが私的には気に入ってます^^

 

文殊も普賢も、神使の上に直接遊戯座*13スタイルです。 

くつろいだ座り方らしいのやけど

両足とも下げた いわゆる乗馬の座り方じゃないと

「これでもバランス崩して落ちちまうんじゃ?💦」と思うのは僕だけやろか?^^;

 

詳しくはコチラ

nyarupachi.hatenablog.com

 


その他考察諸々

意外なことに、仏教も誕生から500年の間は偶像崇拝禁止だったそうで

瞑想の手がかりとして釈迦像が造られたのが仏像のはじまりらしいです。

如来や菩薩どの像も同じに見えるのは

全ては釈迦がモデルであるからということ

実は、手足の長さの比率や、しわや歯の数まで決まってるようなのですが

その決まり通りだと、幼児体系のようで中年太りで猫背という

お世辞にもプロポーションはよろしくないのですwww

(僕は人間に寄せた比率に変えて作ってますが。。。^^;)

衣を着てるので違和感なく見えるかもだけど、実物の仏像をよくよく見てみると

大抵の如来・菩薩像は手が異常に長いのがわかると思いますよ。

今度仏像を拝観するときは全裸を想像しながら観てみるとおもしろいかもですw

 

顔が似てるのは、目鼻の配置に決まりがある。。。というより

造形師が同じだからでしょうね^^;

逆にいえば、造形師が違えば同じ釈迦でも全然顔が違うでしょうね。

鉄腕アトム永井豪が描いたとしたら、全く違う顔になっちゃうよ。といえばわかりやすいかな?w)

 

釈迦の脇侍に、智慧文殊と慈悲の普賢。

智慧と慈悲どちらが欠けても悟りには至れない。という意味もあるらしく

これは、阿弥陀三尊阿弥陀の脇侍に、智慧の勢至と慈悲の観音)にもあてはまりますね。

。。。ていうか、獅子や象まで蓮に乗るって。。。

蓮には半重力があるのか?はたまた仏や神使には重量が無いのか?

と、どうでもいい?ようなところが気になってしまうのですがw

 

ここまで書いておきながら、実のところ如来にはそれほど興味がなかったりします。爆

かわったもん好きの自分としては

如来よりも、獣に乗ってる菩薩に興味があるし

菩薩も11面や千手などの異形仏のほうが好きだったりする。

ごちゃごちゃしすぎてるのも嫌な気がすることもあるけども

ぶっちゃけ、如来はシンプル過ぎて描いててもおもしろみがないw

 

仏教が好きなんだな?と誤解されることがちょこちょこあるんだけど

何度もいうように、一番の興味は造形にあるワケでして。。。

「自分は決して信心深くはないよ。」とわかってもらえるかと^^;

*1:【せむい】

*2:【よがん】

*3:【ずいしょうしちそう】釈迦の足裏にある模様

*4:【びょうきへいゆ】病気が完治して回復

*5:【てんじょうてんげゆいがどくそん】解釈はいろいろありますが

この世の中で我のみが尊い。という意味ではなく

この世で我々人間にしかできない尊い使命がある。という意味だとか。

*6:【てんりんじょうおう】

*7:【ぶっだ】

*8:【しんし】神や仏に仕える獣

*9:【きしもんじゅ

*10:【ごけい】髪の束が5つ

*11:【きぞうふげん】

*12:【ぐれんげ】

*13:【ゆげざ】曲げている足がひざに乗っていない

(そのほか足の膝をたてる、組むなどのいわゆるくつろいだ座り方全般を遊戯座といいます)