みむメモ

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“みむメモ”とは、「まみむめも」からマを抜いた、要するにおマぬけ談です。。。気まぐれでブログってますw

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阿弥陀如来

このところ、仏像の3D画をチマチマやっとります。

 

今回は、こちらの仏様

阿弥陀如来坐像

如来は、菩薩より上の位で、仏の中で、最高の境地に至った存在。

 

なかでも、極楽浄土の主と云われる阿弥陀如来

はかり知れない光を持ち、無限の寿命を持つことから 無量光仏*1無量寿如来*2とも呼ばれています。

 

余談ですが、あみだくじは、阿弥陀如来の後光*3をモチーフにつくられたものだとか^^;

(現代の梯子形と違い、当時のあみだくじは蜘蛛の巣のような放射状だったらしい)

 


 

 

 

装飾を身に着けている菩薩と違い、如来はシンプルに1枚の布を纏っています。

画像のは、偏袒右肩*4という纏い方から派生したもので如来でよく見かけるスタイルです。

長上に敬意を表す時の礼法。利き手である右腕をあらわにすることで、攻撃しないことを示す意味合いだそうです。

鎌倉大仏などに見られる両肩を覆った着方は通肩*5といい、説法の時、威儀を整える時の着装法なのだそうです)

 

 

おでこのポッチは、ホクロじゃないですw(宝石をくっつけてるワケでもありません。)

これは白毫*6と呼ばれるもので、伸ばすと4.5mにもなるそうです@@;

一見、パンチパーマのような髪型は、螺髪*7と呼ばれる髪の毛がカールした状態の集まりです。

 (白毫も螺髪も、右巻きであるとされていますが、頭髪はミラーコピーで作ったので半分は左巻きになってしまいました。。。あしからず^^;)

 

頭髪は、パンチパーマのお団子ヘアーのようにも見えますが

あまりに脳が発達しすぎたため頭部がコブのように盛り上がった状態で

肉髻*8というそうです。

また、螺髪の中(白毫の上のほう)に渦を巻いてない箇所が1つありますが

それは肉髻珠*9と呼ばれるもので毛ではありません。

頭髪に納まりきらずに飛び出た地肌(肉髻の付け根の一部)です。

 

仏様に対して、無礼千万なんだけど

でこに長い髪の毛が1本、コブ状に隆起した頭、頭髪で隠せないくらい飛び出た地肌って。。。

剃髪した姿想像したら、ちょいと気持ちわるいと思ってしまうのは自分だけやろか?^^;

 

阿弥陀定印*10

阿弥陀特有の印の形(上品上生*11)で、瞑想中という意味があります。

そのほか来迎印*12など、阿弥陀には全部で9つの印がありますが

手を組んでないパターンでも、親指と他の指(小指以外)で輪っかをつくるのが特徴です。

 

勘違いされがちですが、大仏=如来ではありません。

なので、仏像を見たときに

持物*13がなく、螺髪頭でシンプルな装いであれば如来

指で輪っかをつくってたら阿弥陀如来

で見分けれると思います^^v

 

ではでは。。。

次回は、如来なのに例外的な姿である大日如来を描いてみようかな。。。^^

*1:【むりょうこうぶつ】

*2:【むりょうじゅにょらい】

*3:【ごこう】仏から発する放射状の光

*4:【へんだんうけん】右肩を出して着る着方

*5:【つうけん】

*6:【びゃくごう】光を放つ1本の白い毛を束ねたもの

*7:【らほつ】

*8:【にっけい】

*9:【にっけいしゅ】

*10:【あみだじょういん】

*11:【じょうぼんじょうしょう】親指と人差し指で輪をつくる阿弥陀坐像で最も多い印の形です。

*12:【らいごういん】

*13:【じもつ】仏が手に持つ法具など