
ウスサマと略して呼ばれることがあるので
「うす様」と思ってる方もおられるようですが、烏枢沙摩と書きます。誤解なきように^^;
トイレの神様として語られることが多いので、水と関係がある?と思いきや
水とは真逆で、炎を司る神様です。(まぁ、明王系は殆どが火を象徴する仏様ですが。)
本来は、この世の一切の汚れを烈火で焼き尽くす明王なので
トイレに特化した神様ではないんですがねぇ~。。。
古代インドの炎の神「ウッチュシュマ(アグニ)」が語源であり
現実的な不浄を清めるほか、心の浄化もしてくださる明王様です。
まぁ、便所は不潔な場所のイメージがあるので間違ってはないし
実際、お寺などの厠には烏枢沙摩明王が祀られていることがあります。
(これは、不浄な場所が怨霊の出入り口という思想からきているそうです)
このことから便所の清めという功徳が有名になったとのこと。
ご利益
- 不浄の浄化
- 下の病気平癒
意外なところでは、相思相愛のご利益まであるそうです。
胎内の女児を男児に変化させる能力を持っているとされ
一般的には、一面三目四臂とされていますが
一面二臂のものや、三面六臂など
これといった定番像容がなく、持物にも決まりはないそうです。
(炎髪で三目であることと、片足立ちしているというのは共通しているようです)
一時期流行った歌で「トイレの神様」ってのがあったけど
「女神さんやなくて明王やんけっ!!」って思ったかた多いかも?w
実はあれはあれで間違いではなく、トイレの女神様もおられるのです!
それはズバリ!弁天さんです!!
確かに弁天は神(天)なので、トイレの明王様ではなく神様!ということであれば
弁財天が正解になりますなw
トイレの神様っていったら、ウスサマ!!っていうのが浸透してますが
トイレといえば、火より水だし、どっちかってーと
炎を司る烏枢沙摩明王よりも、水と繋がりのある弁財天のほうがええかも?w
それにさぁ~、トイレで用を足すとき、明王に睨まれてたら
出るもんも出なくなるような。。。
。。。って、女性に見られながら用を足すっていうのも無理ゲーかもw
ってかね
上げ足とって悪いんやけど、仏教において明王は神より上の位であるのに
お寺側でも、「トイレの神様 烏枢沙摩明王」という具合に表記してることがあり
一般人ならともかく、仏教寺自体がそういうことじゃあアカンのんちゃうのん?
と思うんやが。。。いかがなもんでしょ?w