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薬師三尊

三尊シリーズ第二弾!

 

家の付近でも、📢「感染拡大を防ぐため、外出を自粛してください。」と

巡回広報車が走りだしました。

このようなご時世なので、休みの外出はなるべく控え

現世利益、病気平癒のご利益で有名な薬師三尊を描いてみました^^

  

 

薬師三尊

薬師三尊

 

薬師如来を中心(中尊)に

脇侍*1として薬師の左に日光*2菩薩・右に月光*3菩薩の二尊を配する形式。

 

日光菩薩は、苦しみの闇を消す太陽光

月光菩薩は、慈しみの心で煩悩を消す月光をあらわしています。

 

 

日光・月光菩薩は必ずペアで配され

鏡映しのような左右対称のポーズをとっているのが一般的です。

また、日光および月光菩薩独尊で祀られることはなく

薬師如来専属の脇侍(注*4)と位置づけされているそうです。

 


薬師如来

左手に薬壺*5

 

 

 

瑠璃光浄土*6の教主であり

薬師瑠璃光如来*7大医王仏*8医王善逝*9とも呼ばれています。

 

右手は施無畏印*10を結び、左手には薬壺を持つ。

(薬壺には、体だけでなく心も、ありとあらゆる病を治す丸薬が入っているそうです。)

 簡単にいえば「大丈夫やで、この薬で全部治したるよっ」ってことですw

 

本来、如来は持物*11を持たないのですが

薬師如来は例外で、薬壺を持っています。

(注.大日如来*12は着飾っていますが、持物は持っていません)

なので、薬壺を持っていれば薬師如来であると見分けがつきやすいですね^^

(稀に薬壺を持っていないお姿もありますが。。。汗)

 

最もポピュラーな如来でもある阿弥陀如来

西方極楽浄土の教主」であり、死後の極楽往生を約束してくれる仏ですが

薬師如来「東方瑠璃光浄土の教主」であり

現世での衆生の病苦を救う*13仏とされています。

如来で現世利益信仰があるのは珍しいのだとか)

 

 


日光菩薩

 

 

日輪*14

 

八咫烏*15

 

 

 

日光が世界を照らすように

一千もの光明を発し、煩悩を照らし、苦しみの根源である無明の闇を滅する。 

病根を焼滅してくれる菩薩。

 

下半身をひねったしなやかなポーズで

まるでマイクスタンドのように持つ蓮華の上に

日輪を乗せているのが定番スタイルだと思います。

(蓮華部分が雲で表現されてるパターンなどもあります)

日輪は、金または赤色に彩色され、八咫烏の模様が施されている場合もあります。

八咫烏

太陽の化身である三本足のカラスと云われ

神武天皇を熊野国から大和国へ道案内した導きの神として信仰されている。

日本サッカー協会のシンボルマークで有名ですね^^)

宝冠にも日輪をあしらっている場合があります。

 

本来は、金色の蓮華花弁、蓮華上の日輪は円盤状なのですが

自分は、紅蓮華*16

球体でオレンジ半透明の日輪、その中に八咫烏

という風にアレンジしましたw

ポーズも悩ましげに腰に捻りをつけたのですが

衣を着せたらあまりわからなくなっちまいましたな^^; 

 

必ず右手を上げてるワケではなく、左手を上げてるパターンもあります。

また月光菩薩も全く同じポーズをとっていたり

さらには、日輪などの持物がない造形もあるようです。

そのように判別しにくい場合は

薬師如来の左(薬壺を持ってる側)にいるのが日光菩薩

と覚えておくとよいですよ^^v

 


月光菩薩

 

 

月輪*17

 

玉兎*18

 

 

 

闇を照らす月光のように、優しい慈しみの心で煩悩を消す。 

苦しみを取り除いてくれる菩薩。

 

日光菩薩と左右対称のポーズをとっており

蓮華の上に月(または三日月)を乗せている。

月輪は、銀または白色に彩色され、玉兎の模様が施されている場合もあります。

玉兎

月の模様が兎に見えることから、月兎(架空の生物)とも云われ

杵を持って立つ姿で描かれることも多い。

(餅を突いているのではなく、薬草を砕いて仙薬をつくっているとされている。)

宝冠にも月輪(または三日月)をあしらっている場合があります。

 

こちらは、青蓮華*19

青白い(兎が白なので。汗)半透明の月輪、その中に玉兎

という風にアレンジしましたw

大半は日光菩薩をミラーコピーしましたが

衣の襷部分?は日光菩薩と同じ方向に作り直してたりします^^;

 

持物などがなく判別しにくい場合は

薬師如来の右にいるのが月光菩薩 と覚えておきましょう♪ 

 

 


私的考察諸々^^;

現代風に置き換えると

ありとあらゆる病気を治してしまう名医 と

昼夜の優秀な看護師で構成されたスペシャル医療チーム!かも?

 

心も体も完治させる薬師如来だけど

恋煩いも治してくれはるん???(って、今んとこ恋のコの字もないけどもw爆)

  

薬師如来真言の難解な現代語訳の一節に

「願うなら容姿端麗になる」とか「願うなら女性から男性になる」など

( ゚Д゚)ハァ?っていうようなフレーズもあるのですが

「清浄をし、食事の前に手洗いうがいをし。。。」

(コロナ警告を兼ねて、新しく語訳されたものではないと念押ししときます)

という当たり前というかなんというか。。。

まさに今、コロナ対策で少なくともこれはしましょう。

という内容だったので

薬師如来も、言ってたんだね! と、ちょいとビックリしました@@;

 

 

左右対称で造られた日光菩薩月光菩薩

太陽と月、昼と夜

中の模様が鳥と兎なので、天と地

太陽も月も、東から昇って西に沈む。。。

もしかしたら

現世(この世)を救済する東方瑠璃浄土から

来世(あの世)を救済する西方極楽浄土へ。。。

という意味合いもあるのかな?

  

あと、両菩薩とも、ちょいと艶めかしいポーズをとってることが多いので

女性的に見えるんだよね^^;

  • 日光は、笑いの絶えない陽気な女性
  • 月光は、憂いを帯びたお淑やかな女性

ん~。。。どっちが彼女でもイイなっ♪ 迷うなぁ~。。。w

(なんやら変な方向に妄想してもうたっwすまへんw)

  

 

いまさら感があるんやけども

自分自身は、造形物や、その容姿の意味合いについて興味があるのであって

決して信心深くはないです。

自身は一応、浄土真宗ですし^^;(日蓮宗などのように多種多彩な仏像はないし^^;)

造形だけでなく、教えや、ご利益なども調べたりしますが

心の底から帰依などとは程遠く、興味本位によるものなので

何度も言いますが、決して信心深くはないです。汗

 

誤解を恐れずに書きますが

「ふ~ん、そういう意味あいがあるのね。」という感じで

じゃあ拝んでおきましょうかね。とかもあるし

未婚の自分には特に関係はない安産祈願などの象徴仏であっても

造形にすごく惹かれる場合もあります。

もちろん、拝仏の際に手はあわせますが

どちらかというと「おじゃまします」とか「拝見させていただきます」という

挨拶のような意味合いで手をあわせてます。

(自分の中では、お墓や仏壇の前で、手をあわせるのとは意味合いが違うということ)

 

なんつんだろ。。。工場見学、社会見学的な見方かも?

めっちゃ乱暴な言い方すれば

この像は強そう。めちゃ斬新な形だ。とか、この法具は何なんやろ?とか

ゲームキャラの性格や性能(武器や防具、魔法の種類etc)に近い感覚で

観察していると思います。

 

あ、あれだ!TV見仏記と似た感覚だと思いますw

*1:【わきじ(きょうじ)】

*2:【にっこう】

*3:【がっこう】

*4:東大寺には、不空羂索【ふくうけんさく】観音の脇侍も日光・月光菩薩と呼ばれていますが

ポーズや容姿からし帝釈天【たいしゃくてん】・梵天【ぼんてん】ではないか?という説があります。

観音菩薩の脇侍に日光・月光菩薩を配する例は無い)

*5:【やっこ】

*6:【るりこうじょうど】東方にある青色・緑色に輝く、静かで清らかな世界

*7:【やくしるりこうにょらい】

*8:【だいいおうぶつ】

*9:【いおうぜんぜい】優れた医者である如来

*10:【せむいいん】恐れをなくし安心させる意味を持つ

*11:【じぶつ】

*12:【だいにちにょらい】

*13:病気平癒(特に眼病)・安産祈願・健康長寿・災難除去など

*14:【にちりん】

*15:【やたがらす】

*16:【ぐれんげ】

*17:【がちりん】

*18:【ぎょくと】

*19:【しょうれんげ】