龍眼寺⑥ 昔ばなしはまだあったよw
えとー。。。これは何の1シーンなんでしょうか???(「舌きりスズメ」でもないような。。。)
(仁王門入るまでは各々のシーンに昔話のタイトル石板があったけど、霊場エリア内にはタイトル唄ってるものが一切なかったんですよ)
『ウソをついたら閻魔さまに舌抜かれるよ!』というのは有名だけど
昔ばなしにカテゴライズされてたっけ???
有力候補として、地獄八景亡者戯*1も挙げれるけど、あれは上方落語の演目だし
主人公?は3人の亡者で各々の特技を活かし、地獄で好き放題するというお話ですw
(さわりの部分で、確かに別の亡者が舌を抜かれるというようなのも出てはきましたが、メインはあくまで3人の亡者だったはず。)
日本昔ばなしを色々調べてみた結果、私的には『ひねくれ婆と明神様』だと思います。
かつては優しかった婆さんでしたが、爺さんに先立たれ、性格の曲がった怠け者になってしまいます。
「神様なんぞおるワケがない。」と、毎回 明神堂のお供えものを盗んで食べていたひねくれ婆。
そんな婆なので、村の皆にも疎ましく思われています。
ある日、婆がいつものようにお堂のお供えものを盗もうとした瞬間
突如、暗雲が出て明神様が姿を現します。
「こらぁ~!いつもお供えものを盗んでたのはお前かっ!今まで盗んだお供えものを全て返せ!」とお怒りです。
「ひぃ~盗んだものは全部食ってしもうた。」と婆が答えると
「ならば、その舌を抜いてやるっ!」と明神様に舌を抜かれてしまいます。
以来、婆は喋ることも食べ物の味もわからなくなってしまい、すっかり元気をなくし寝込んでしまいます。
すると夢にまた明神様が現れ「婆よ。爺さんが亡くなったからといってふてくされるでない!
かつて爺さんと仲良く暮らしていた頃を思い出し、それを励みに生きるのじゃ!」と仰せになります。
はっと目を覚まし明神様に「ありがとうございます」とお礼を言いました。
婆は喋れるようになります。
改心した婆は、働き者になり村の皆とも仲良く暮らせるようになりましたとさ。
まぁ、ここだけ昔ばなしでなく、単純に『ウソついたら舌抜かれるよ』ということかも。
何が正解なのかは謎のままです^^;
*1:【じごくばっけいもうじゃのたわむれ】