みむメモ

みむメモ まぁ~なんとかなるさ♪

“みむメモ”とは、「まみむめも」からマを抜いた、要するにおマぬけ談です。。。気まぐれでブログってますw

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達磨寺③ 千手観音が素晴らしいっ!!

それでは、本堂に上がらせていただきましょう。

本堂 平成16年に落慶された新本堂で、古墳(3号墳)の上に建てられています!

御詠歌と本尊の扁額
聖徳太子達磨大師は察しがついてたけど、千手観音も本尊なのですな!(千手好きな自分としてはありがたい^^)

 

境内入山も無料!本堂内拝観(土日のみ)も無料!ガイド案内も無料!
(車で来てないので自信ないけど、駐車場もたぶん無料!)
観光ボランティアの方に確認しましたが、堂内も撮影自由、撮り放題という太っ腹!

(一応言っておきますが、像や展示物に触れるのは当然禁止です)
入るなり、いきなり中央にデ~ンとガラスケースがっw
宝篋印塔

 

本堂建替え時の発掘調査で発見されたとのこと!
仏舎利*1

 

水晶製五輪塔形舎利容器*2

 

土師質合子*3
宝篋印塔→合子→水晶舎利容器→仏舎利入れ子式に埋納されていたそうです。

 


 

奥には、三本尊が祀られています。

 

70~80㎝ほどの木造仏で、さほど大きくないのですが、重厚感・存在感ともに凄いです!

上宮聖徳太子*4

 

千手観世音菩薩*5

 

達磨圓覚大師*6

獅子があしらわれた聖徳太子台座の横には

刀が置かれていましたっ!

 

達磨大師の手前に厨子*7
(何が納められてるかは不明)

聖徳太子達磨大師も存在感があるのですが

私的には、千手観音に釘付けです! まるで翼を広げたかのような無数の手!
失礼ながら、拝見するまでは簡略化された形状だろうと期待してなかったので、魅了されまくりですw
蓮台座ではなく、荒々しい切り株のような台座に鎮座されてるのも独特ですね。

 

千手ならではの法具もしっかり手に持たれてます。
メインのお顔の白毫は丸ではないので、眼のようにも感じますね。(十一面配置も少し変わってる)

 

さらに

なんと!掌に玉眼がはめ込まれているのです!

数か所しか確認できませんでしたが、全ての掌に玉眼がついてるそうです!(゚Д゚ノ)ノ

千手観音と云われてる像でも

手が42本しかないもの、また千本近くあっても掌に眼がないものも多い中
墨入れや彫りではなく玉眼をはめ込んでいる。
しかも全ての掌に玉眼がついてるのはここにしかないと思います!!

。。。ただ
手は千本でなく、392本ということ。それでもすごいけどね!(建立当時は500本あったらしいです)

 

千本あったら、この造形は難しかったかもですが

 

横にグィ~ンと歪に広がってたり、ハリネズミのように背中までこんもりしてるとか

法具を持ってる手と、広がる無数の手の大きさにさほど遜色を感じない点!

単純に放射状配置ではなく、各々の手の角度を変えている点も凄いと思います。
(ほかの寺院で見られる千本表現の千手観音は、法具持ち以外の手は著しく小さくヒョロ長いものが殆どです)

 

背面はどうなってるのか、暴悪大笑面*8を見てみたいのもありますが
なによりも無数の手の付け根はどう造形されてる(ランドセル式ではないっぽい)のか
めっちゃ気になるのですが、壁際にあるので拝見できないのが非常に残念です><;

 

 

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達磨寺④ 本堂内のつづき

なんつんでそ。。。 本堂自体は新築に近いような新しさというのがあるからか 展示物の古さが際立って見えて不思議な感覚になりましたです^^;

*1:【ぶっしゃり】釈迦の遺骨

*2:【すいしょうごりんとうがたしゃりようき】

*3:【はじしつごうし】ふた付きの小さい容器

*4:【じょうぐうしょうとくたいし】一般的に知られるお顔より少し怖い表情ですな^^;

*5:【せんじゅかんぜおんぼさつ】省略されることが多い手も見事なバランス配置です!

*6:【だるまえんがくだいし】日本最古の達磨像と云われ、手足もあります。

*7:【ずし】

*8:【ぼうあくだいしょうめん】11ある顔のうちのひとつで、真後ろにある大口あけた笑い顔