三十三観音を描いていく ラスト
三十三観音作成第11弾。31~33番目。いよいよラストです。
㉛ 不二観音
水上に浮かぶ蓮葉の上に立ち、両手を前で重ねた姿で表される。
不二とは、慈愛相の観音と憤怒相の仁王は同一であるという意味。
ご利益:厄災難除・幸福と寿命の維持
寺院で稀に、このようなポーズの観音像を見かけることもありますが
不二観音とは唄ってない場合が殆どです。
㉜ 持蓮観音
蓮葉の上に立ち、蓮華を持つ。
一般的な聖観音というよりは、童男童女あるいは幼児の姿をしているとされています。
性別は明記されてませんが、蓮華を持っているので少女系?にしてみた。。。つもり^^;
絵図によると、形状の変わった蓮華を持っており
実際の蓮華とは異なる葉の形状で、花の付き方も少し違和感があったので
実物の蓮華に近づけて作成しました。
ご利益:悟りへの導き・執着心から解放
大雑把に「蓮を持っている観音菩薩は全て持蓮観音である。」と定義するなら
聖観音や千手観音など、多くの観音菩薩が持蓮観音になりますね^^;
また、稀に、わらべ観音?と言われるような
児童のような可愛い観音像を見かけることがありますが
それらは持蓮観音になるのかな?と思います。
㉝ 灑水観音
灑水とは、香水*9をそそいで清めること意味します。
右手に柳の枝、左手に宝鉢を持つ立像で表現される。
(または、左手に水瓶*10を逆さに向けて持っている)
ご利益:病気平癒・心の清浄化・雨乞い・水害除け
手に柳の枝を持つことから、楊柳観音とされる場合が多いようです。
33体描き上げるのに、かなりの期間がかかるだろうと思ってましたが
ある程度パーツ流用したとはいえ、結構短期間で描き切れたと自負しとります^^;
せっかくなんで、後日、全員集合絵図?wをUPするつもりです。。。