みむメモ

みむメモ まぁ~なんとかなるさ♪

“みむメモ”とは、「まみむめも」からマを抜いた、要するにおマぬけ談です。。。気まぐれでブログってますw

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三十三観音を描いていく ⑥

三十三観音作成第6弾。16~18番目。ようやく折り返し地点です^^;

 

⑯ 延命観音

延命*1観音

 

 

 

 

錫杖*2

 

 

如意宝珠*3

岩盤に坐し、持物は持たず、右手を頬にあてた思惟*4相をしている姿。

あるいは、地蔵菩薩のように、錫杖と如意宝珠を持つ姿をしています。

20臂*5で、20の救済方法をもつとされる異形系もあるようですが

延命普賢菩薩が原型であるとされているので、機会があればそちらも描いてみようかなと思っております^^;

 

ご利益:呪詛や毒害を除く・健康長寿

 

名称の通り、延命のご利益があるので健康長寿につながるわけですが

一番のご利益は、呪詛や毒害を逃れるという点です。

ここでいう呪詛・毒害というのは平たくいえば「他人からの非難や中傷誹謗」で

そのようなことに囚われない、固執せず克服する心を授けて下さるということです。

 

絵図や文献通りの姿ではなく

一般的に聖観音と呼ばれる姿であっても延命観音としている寺院もあるので

そういうのを含めると見かける機会もあると思います。

 


⑰ 衆宝観音

衆宝*6観音

 

未敷*7・初割*8・開敷*9蓮華

地上に趺坐し、右手は地に、左手は膝に乗せている。

足元には、蕾から満開への3段階の蓮華があり

悟りを開くまでの過程を意味しているとも云われています。

 

ご利益:富貴繁栄*10

 

あまり見かける機会のない観音様ですが

三井寺園城寺*11にある衆宝観音が有名です。

そちらの衆宝観音の足元蓮華は
  • 未開蓮華:未だこの世に姿を現さない我々の状態
  • 半開蓮華:現世に生きる私たち
  • 全開蓮華:完成された人格

を表現しているそうで、若干意味合いが違うっぽいですね。

 


⑱ 岩戸観音

岩戸*12観音

 

 

岩に隠れてる部分も

作ってますw

蜘蛛やマムシなど毒虫が住む岩窟の中で入定*13しているとされています。

 

ご利益:悪気消滅

 

仏典には、岩窟で瞑想する僧侶の話は多く出てくるので

その姿を観音に置き換えたとも云われているそうです。

寺院境内では、ほとんど見ないと思いますが

洞穴に祀られているケースがあるようです。

 

 

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三十三観音を描いていく ⑦
三十三観音作成第7弾。19~21番目。⑲ 能静観音 能静とは、波浪を能く静かにするという意味。⑳ 阿耨観音 阿耨は、サンスクリット語のアノクダッチ(阿耨達池)が語源。㉑ 阿摩提観音 三眼四臂という異形系もあり、こちらのほうが有名かも知れません。

*1:【えんめい】

*2:【しゃくじょう】魔除け。人々に来訪を知らせ、慈愛し、守護する

*3:【にょいほうじゅ】意のままに願いを叶える宝の珠

*4:【しゆい】深く考えること

*5:20本の手

*6:【しゅうほう】

*7:【みぶ】蕾

*8:【しょかつ】綻び始めた状態(半開)

*9:【かいふ】満開

*10:【ふうきはんえい】財産があって身分が高く、はなやかに栄えること

*11:【みいでら】(【おんじょうじ】)滋賀県大津市にある天台寺門宗の総本山

*12:【いわと】

*13:【にゅうじょう】精神を統一し、無我の境地に至るために瞑想すること