みむメモ

みむメモ まぁ~なんとかなるさ♪

“みむメモ”とは、「まみむめも」からマを抜いた、要するにおマぬけ談です。。。気まぐれでブログってますw

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五大明王① 不動のセンター!!

勤め先でも、先月末あたりから特別休暇がぽつぽつと発生し

自分のポジションはリモートでどうこうできるものでもなかったので

自宅待機しとりました。

(とびとびじゃなく連休ならええのになぁ~などと不謹慎なことも思ってたりも^^;)

通常の休みではないので、いつ呼び出されてもすぐに出社できるよう外出は禁止。

ま。そんなワケで、自宅待機中に

例によって例のごとく、仏画をちまちまと描いておりました^^;

 

五大明王。。。名前くらいは聞いたことあるでしょうか?

不動明王を中心とする五躰の明王です。

今回は中心の不動明王についてUPします。

 

 

五大明王

五大明王

明王部の中心的役割を担い、魔を降伏させる五躰の明王(五大尊・五大力*1・五忿怒*2とも称す)

不動明王を中心に、降三世*3(東)・軍荼利*4(南)・大威徳*5(西)・金剛夜叉*6明王(北)

で構成されている。

不動明王は独尊としても有名ですが、他の四明王は独尊で祀られることはあまりないようです )
三輪身

察しのいい方ならお気づきでしょうが、五智如来明王バージョンです。

温和に正法を説く如来に対し

明王は救い難い煩悩まみれの者をも力づくで正法に導くスパルタ式

これを教令輪身*7というそうです。

五智如来同様、役割は同じですが手法が違うといったところですね。

三輪身*8
  • 自性輪身*9:宇宙の真理、悟りの境地を体現した如来本来の姿(五仏)
  • 正法輪身*10:正法を平易に説くために菩薩の姿に変化(五菩薩)
  • 教令輪身:導き難い相手に対し、忿怒し積極的な介入を行う明王の姿に変化(五明王

 


明王の記事を一気に載せようと思ってたんですが、かなりの量になるので、各明王ごとにUPしてきます(;^_^A

不動明王

不動明王

 

配置は、中央に坐す。

 

火炎光背*11

瑟瑟座*12

明王といえばコレ!というほど知名度が高く

独尊や三尊形式などで祀られているほうが有名ですね。→ご利益なども含め、詳しくはコチラ

読んで字の如く、動かざる者「苦しむ衆生すべてを救うまで、動かず」揺るぎなき守護者。

明王の中で最も勝れた尊とされています。 ⇐ 大日如来の化身(教令輪身)

全ての災魔を屈服させ、修行者を守護すると云われています。

像容の特徴

異形である他の四明王とは違い、オーソドックスな一面二臂。

目も三眼ではなく二眼で、人に近い姿をしています。

五大明王では中心に祀られ、瑟瑟座と呼ばれる専用台座に坐しています。

(独尊や三尊形式では、立像・坐像とありますが、五大明王での不動は基本坐像です)

 

持物

不動明王の持物は決まっており

右手に宝剣*13

左手に羂索*14を持つ。

 

ただし、不動明王に限り

諸仏が持つ宝剣以外に

俱利伽羅剣*15と呼ばれる

専用剣を持つこともあり

今回はそれで作りました^^

 

俱利伽羅剣

 

羂索
俱利伽羅竜王
俱利伽羅竜王*16

片手(前足)で宝玉を掴んでいます。

 

宝剣(利剣)に巻き付いている龍を俱利伽羅竜王といい

俱利伽羅とは、サンスクリット語のクリカからきており

クリカとは八大竜王の一王を指し

本来は炎を纏った巨大竜

竜王の吐息ひとつで魔性のものは瞬時に滅びるとか。

 

その龍が巻き付いている剣ということから

俱利伽羅剣と呼ばれるようになり

剣そのものを俱利伽羅竜王と呼ぶこともあるそうです。

 

大日如来不動明王→俱利伽羅竜王という三段変化

俱利伽羅竜王不動明王の化身とも云われ

明王ではなく俱利伽羅竜王を中尊とし

脇侍に制多迦・矜羯羅童子を配した三尊形式像まであります。

 


極私的迷走?w

五大明王を描いてて思ったんすよね。

五大明王では常に中央、つまりセンターポジションに坐す不動明王

いつ頃から言いだしたのかわからんけども

アイドルグループなどで「不動のセンター」とかいうフレーズ使ってたよね?

(今はもしかして悪い意味で使われてるみたい?もう死語なのかもやがw)

これって不動明王由来の言葉なんやろか???

ま。どうでもいいんやけどねw(ええんかいっw)

 

あと、不動明王専用剣である俱利伽羅剣の龍。。。

本来は、鳴き声は雷鳴数億倍の轟音を放つほどの巨大龍らしいのやけど

剣にあわせて小さくなってるんやね?(ちょうど普通のシマヘビくらいの大きさやろか?w)

剣を守ってる龍だと思ってたのに、剣を飲み込もうとしていた!

しかも、外道封印的な意味合いってのが、結構ショックだわ。汗

(その理屈でいくと、剣そのものは宝剣・利剣というよりは邪剣にならないか???とも)

それに、剣を飲み込もうとしてるってことだったら

一飲みできるくらいのデカさくらいまで戻ったらええのにwww

(像全体としてのバランスを考え、剣に巻き付く程度にサイズダウンしたんだろね^^;)

と思ってた。。。のやが。。。巨大剣というまさかの展開w

一説によると、刀身だけで1000万Km以上もあるというトンデモサイズの剣

1kmでも結構な大きさだよ?w それの千倍じゃないよ、千万倍だよっ!w

その剣に巻き付く龍ともなると。。。確かに天文学的大きさの巨大龍になるね💦

。。。って、ちょっと待ってwww

その剣を右手に持ってる不動明王ってどんだけデカいのん?wwww

人間の成人男性が、不動明王の指紋の中で迷子になるくらい?

や。そんなもんじゃないよなw 地球一周でもせいぜい4万キロだもんな。。。

 

あれかな?孫悟空の如意棒が如く、俱利伽羅剣も伸縮自在なんかもなw

そういやBLEACH市丸ギンの斬魂刀がそんなだったよなっw(マニアック発言スマンw)

 

ま。人知を超えた存在であるのは確かですねぇ~。

なんというか。。。そういう想像力っつーか、ブッとんだ設定?

はるか昔に、それを考えた人が居たっていうのが凄いな!

と思うのでありました^^;

 

 

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*1:【ごだいりき】

*2:【ごふんど】

*3:【こうざんぜ】

*4:【ぐんだり】

*5:【だいいとく】

*6:【こんごうやしゃ】

*7:【きょうりょうりんしん

*8:【さんりんしん如来が、衆生の性質に合わせて三種の姿を取るとする考え方

*9:【じしょうりんしん

*10:【しょうぼうりんしん

*11:【かえんこうはい】迦楼羅(毒を食らう伝説上の鳥)をモチーフにした煩悩・欲望を焼き尽くす炎の光背

迦楼羅炎【かるらえん】とも呼ばれる)

*12:【しつしつざ】角型の材を井桁状に組み合わせ、中心を絞った不動明王専用の台座

*13:【ほうけん】煩悩を斬り祓い、魔を切り裂く

*14:【けんさく】苦しむ衆生をもれなく救う、大いなる慈悲

*15:【くりからけん】不動明王が右手に持つ龍が巻きついた剣で、煩悩と無明を破り、魔を打ち倒す

俱利伽羅竜王が巻きついているので、この名が付いた(剣(外道の智)を龍(不動明王の智)がのみこもうとする様を表している)

*16:【くりからりゅうおう】